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ガイドは陽気なポルテーニョ |
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「南米のパリ」と称されるブエノスアイレスはどこかヨーロッパの雰囲気が漂う。このブエノスアイレスの住民は自らを「ポルテーニョ」と呼ぶ。直訳は「港のひと」。私たちのブエノスアイレス観光の案内人は陽気なポルテーニョだった。 日差しの強い7日午前11時。私たちは国会議事堂前でツアーガイドを探していた。国会議事堂前を出発する「BA Free Tour」社の英語の無料ガイドツアーが毎日行われていると耳にしたからだ。5分ほど経過し、旅行者たちのグループを発見。そのなかに陽気におしゃべりをする女性を見つけた。 「私はポルテーニョ。名前はビクトリア。ビッキーって呼んでね。よろしく」。大きな身振り手振りと大きな声が自慢の陽気なポルテーニョのガイドだ。ガイドの自己紹介のあと、参加者1人1人が自己紹介を済ませツアーがはじまった。参加者の出身国はアメリカ、コロンビア、オーストラリア、ドイツ、ブラジルなど。 ツアーは国会議事堂から「5月大通り(Ave. de Mayo)」を通って、ピンク・ハウスと呼ばれる大統領府に向かう。途中、「7月9日大通り(Av. 9 de Julio)」や市内で最も古いといわれるカフェ「カフェ・トルトーニ」の前を横切る。大統領府前の「5月広場(Plaza de Mayo)」で休憩して、オベリスコ前でツアーは終了。 7月9日大通りに到着したとき、ビクトリアさんは、ポルテーニョのある秘密を聞かせてくれた。「7月9日大通り」は約140mの道幅を持ち、世界で最も広い道幅の通りとポルテーニョは語る。しかし、約250mの通りがブラジリアに存在。実際は世界一ではないそうだ。それでも、知ってか知らずかポルテーニョは「7月9日大通り」が世界一幅の広い通りだと自慢の種にするそうだ。 ツアー終了後、ホステルで荷物をピックアップしてからレティーロ駅横のバスターミナルへ。16時30分、次の目的地のプエルト・マドリンに向かう「Andesmar」社の青いバスに乗車する。ブエノスアイレス市街を離れると、草原の中を走る1本道が続く。2階席の最前列のため景色は良いが、日差しが暑い。夜にチキン、サンドイッチ、サラダ、プリンの入った弁当が配布される。本日は車中泊。明日は世界遺産のバルデス半島を観光する拠点の町プエルト・マドリンだ。 |
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7月9日大通りに建つオベリスコ 国会議事堂
ピンク・ハウスと呼ばれる大統領府 |
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