花屋に行く途中、道端に背の高い紫色のきれいな花を見つけた。花序がなんとも愛くるしく、これを飾ろうと、会社に引き返し、裁ち鋏を持っていき、適当な長さに切って持ち帰った。学名はバーベナ・ボナリエンシス。南アメリカ原産(ブラジル〜アルゼンチン)で、日本には園芸植物として導入されたが、野生化して空き地や道端などに生えている。和名のヤナギハナガサは花序を「花笠」にたとえ、細い葉を「柳」にたとえたものだそうだ。
観賞用に手入れされていないので、葉や茎を切り、お気に入りの一輪挿しにあうように形を整えた。
このヤナギハナガサの原産国ブラジルでは、サッカーワールドカップの真っ最中だ。このコラムを書いている時点での日本の戦況はよくない。次の試合に勝たなければ決勝トーナメントに進出できないという崖っぷちだ。なんとか勝って、まずは予選リーグを突破してもらいたい。一サポーターとして私にできることは、幸運を祈ることだけだ。くしくもこのヤナギハナガサ、花言葉は「幸運を」だ。(M)
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