スイセン
NO.3倉庫敷地のスイセン
<2014年4月28日>
 秋田市北の丸(通称・水道山)に無明舎出版の第2倉庫がある。倉庫自体はそれほど大きくないのだが敷地は広い。もともと母の実家があった場所だ。この敷地、何年も全く手入れがされておらず、草も木も伸び放題。そこで二週間前から、アルバイトのM君、ボランティアの造園技能士の資格をもつSさん、私の3人で、伐採と草刈り作業をしている。週一回の作業なので、まだ二ヶ月くらいはかかりそうなのだが、これまでの二回の作業で伐採と背の高い草の刈り込みは終わり、だいぶすっきりした。
 敷地の端のほうに目をやると、背の高い草に覆われて気づかなかったが、綺麗なスイセンが咲いていた。これは買う手間が省けた。スイセンを摘んで仕事場に飾ってみた。
 スイセンと一口に言っても、およそ30種類もある。倉庫敷地に咲いていたのはラッパズイセンという種類。花は黄色で、内側の花被片がラッパのように突き出ている。スペイン、ポルトガルからドイツ、イギリスにかけて分布し、ウェールズの国花のひとつであるらしい。

 この季節は、桜が話題になることが多い。でも少し視線を落とすと様々な花が地上には咲いている。
四月になっても雪が降ったり、氷点下になったりの秋田だが、このスイセンにようやく春の到来を感じる。(M)

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