NO.5縁起のわるい花じゃない
<2014年6月3日>
 菊といえば白か黄色で、お葬式に使う花というイメージが強く、観賞用に飾る花ではないと思っていた。しかし花屋にいくと何色もの菊があり、祝いの花として用いられることもあるそうだ。
 そもそも菊を葬儀に使う風習は、明治以降の文化であるらしい。諸説あるが、フランスで祭壇に菊の花をかざる文化があったため、西洋文化に影響されるうちに、この風習が広まったという説が有力だ。実際西ヨーロッパでは菊の花がお墓参りに使われることがよくあるそうだ。

 菊はパスポートの表紙にも印刷されているし、五十円硬貨の表にもデザインされている。食用としても栽培され、私の家でもおひたしにして食べることがある。料理のつまとして使われることも多い。実はこんなに身近なのに、葬式のイメージばかりもってしまってなんだか菊に申し訳ない。
 今回はそんな菊のイメージからはなれた紫色の小菊を購入した。前回のアリウムギガンチウムもそうだったが、最近紫を選ぶことが多い。以前は派手なイメージをもっていてあまり好きな色ではなかったが、花の自然な紫は心が落ち着いて癒される。
 数日後には夏のDM発送を控え、癒されている場合でもないのだが、心を落ち着かせ、気持ちを引き締めなおして、忙しさと向き合っていこう。(M)

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