ハクサンシャジン(白山沙参)
キキョウ科
仏生池から頂上にかけて群生する
雲も、光も、空気さえもが、動くのが億劫なのか、それはまるで印象派の巨大な絵のように、光と、影とで、静かな秋を演出しています。
草むらに寝ころびながらの、はるかな山脈(やまなみ)の眺めを見にくくしている四、五本のハクサンシャジンも、この静かな秋の陽の中では少しも邪魔にならないのはどういうわけなのでしょう。あの遠くうすぼんやりの向こうは青い海のはずです。 (本文より一部抜粋)

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