オオクチバス駆除最前線
四六版・268頁 定価1800円+税 冊数
   はじめに 10

1 オオクチバスという魚14
(1) 分類 14
(2) 特徴 19
(3) 形態 25
(4) 内臓・脳 28
(5) 骨格系 31

2 オオクチバスの侵入と定着34
(1) 日本への移入 34
(2) 国内での拡散 36
(3) 秋田県における拡散 38
(4) 八郎湖の現状 41
(5) 秋田県におけるコクチバスとブルーギル 44

3 オオクチバスの生態47
(1) 産卵 47
(2) 食性 56

4 飼育試験から見た摂餌生態72
(1) 試験設定 73
(2) どれくらいの量を食べるか 75
(3) どちらの魚を食べるか 78
(4) 隠れ場所のあるなし 82
(5) 食べる量と増える量 85

5 駆除の準備88
(1) 取り組み態勢 88
(2) 許認可 90
(3) 調査 92

6 溜池における駆除98
(1) 矢島町鶴田堤 99
(2) 横手市田久保沼 105
(3) 鷹巣町大堤 108
(4) 羽後町岩城堤 110
(5) 河辺町の私有池 111
(6) 羽後町足田堤 113
(7) 大館市手代沼 116
(8) 横手市蛭藻沼 118
(9) 雄勝町槻沢 120
(10) 神岡町河川敷の沼 122
(11) 田沢湖町大沼 124
(12) 河辺町五郎谷地溜池 127
(13) 八森町茶の澤堤 130
(14) 西仙北町鬼が沢溜池 133
(15) 千畑町仏沢溜池 135

7 河川における駆除140
(1) 本流での駆除 141
(2) ワンドでの駆除 147
(3) 継続駆除しているワンド 153

8 再放流禁止の現実161
(1) 秋田県における再放流禁止の経緯 162
(2) 再放流禁止の発動 164
(3) 再放流禁止により期待される効果 165
(4) 釣りによるオオクチバスの変形 167
(5) 再放流禁止により起きる変化 169
(6) 変形と奇形 171
(7) 釣りによる変形魚の出現状況 173
(8) 遊漁者の動向 179

9 再放流という身勝手182
(1) 放流と再放流 183
(2) 再放流禁止に反対するおかしな理由 187

10 オオクチバスが生態系に与える影響194
(1) 種の絶滅 195
(2) 魚類相の貧困化 195

(3) 生活環の断絶 198
(4) 小型個体の消滅 199
(5) 一魚種現存量の卓越 200
(6) 多様性の低下 201

11 管理不能な魚203
(1) オオクチバスの生物的特徴 204
(2) オオクチバスによる直接的影響 207
(3) オオクチバスによる間接的影響 214
(4) オオクチバスによる潜在的影響 219
(5) オオクチバス駆除の理由 222
(6) 今後の展開 225

12 質問と回答231
(1) 外来種、外来魚とは何か 231
(2) 外来魚の一般的な問題点とは 232
(3) 外来魚によって在来魚が
      絶滅することがあるか 235
(4) オオクチバス駆除の根拠は 237
(5) なぜ、そんなに一生懸命、駆除するのか 237
(6) 駆除により、何をめざしているのか 239
(7) オオクチバスがここまで拡散した理由は 240
(8) オオクチバスはなぜ分布を拡大したのか 241
(9) 密放流の証拠はあるか 242
(10) カムルチーのように、やがて減るのでは 245
(11) 八郎湖のワカサギが減らないのはなぜか 248
(12) 在来魚が減ったのはオオクチバスではなく、
      生息場所の改変が原因だ 251
(13) 秋田県にはどんな外来魚がいるのか 252
(14) オオクチバスはダメで、
       ニジマス放流はよいのか 254
(15) ゲンゴロウブナ(国内外来魚)の
       放流はよいのか 255
(16) 被害がなければ放流しても
       よいのではないか 256
(17) オオクチバスを根絶できないのならば、
      有効利用を考えられないか 257
(18) 場所を限定すればよい? 258
(19) 釣ったオオクチバスを殺すのは
      かわいそうではないか 258
(20) オオクチバスは美味しいか 259

   参考文献 263
   あとがき 266


back