No.281
岩谷山・クマだな・ナラ枯れ・靴納め
[岩谷山(366m・秋田市――2022年12月11日)]
 雨だが今日は靴納め。少々の雨で中止にしては「最後のけじめ」がつかない。といっても参加者はSリーダーと私の二人だけ。だから誰に気兼ねもする必要がない。雨天決行だ。前日は盛岡出張だった。久しぶりの県外で、新幹線に乗るのも久しぶり。刺激的なことがいっぱいで疲れて帰ってきた。それにしても盛岡と秋田市はいつからこんなに「都市度」に差がついたのだろうか。街を歩いていても若者が多く、いろんなお店があり、通りに人が多くいて、実に都会だった。

どこもが落ち葉だらけ

食事会は鍋焼きうどん

 天気予報は雨なのにユフォーレ側登山口から登り始めると、曇天から晴れ間が見えてきた。これだから山の天気はわからない。山頂までは1・2キロだから、往復でも2・4キロ。ゆっくり歩いても山頂までは40分といったところ。それでも平坦な場所はほとんどなくずっと登りだ。落ち葉のジュータンを歩くのは気持ちがいい。雪がまったくないので、歩きやすい。ナラ枯れが目立ち、いたるところで「新茶の香り」がした。なんで茶の香りなのか、よくわからないが、もしかすると落ち葉が発酵している匂いなのかもしれない。ナラ枯れは困った問題だが、ここで朽ちた木々にキノコが付くので、キノコ採りにとっては悪いことばかりではないのだそうだ。なにはともあれ気持ちのいい「冬眠直前の静かな山」に満足。
 下山して、ユフォーレでひとっぷろ。ここの温泉は久しぶりだ。コロナ禍で、ここまで来ることさえ遠慮していたからだ。
 入浴後、恒例の「食事会」。ユフォーレのレストランで「外食」をする。そのため山の弁当は持ってこないのが決まりだ。去年は何を食べたのか、もう忘れてしまったが、今年はフンパツして一番高い「鍋約うどん」(1100円)を食べた。
 これで今年の山も無事終了。A長老も参加の予定だったが、体調が今ひとつ悪くて不参加だったのが悔やまれる。来年もつつがなく、ここで靴納め登山をしたいものだ。

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