No.239
今年も元気に山に登れますように
[妙見山・秋田市・258m 2021年1月5日]
 週日だが今日は恒例の「初詣登山」だ。今年の山行はこの日から始まる。いつものように近所(ザブーン後方)の妙見山だ。山頂にある神社でお参りし、温泉に入り、午後はやくに家に帰ってくる予定だ。   
 まだ正月中だったこともあり、駐車場には数台の車あった。ここが集落の人たちの初詣神社のある山なのを知っている人たちだろう。雪道にはちゃんと踏み跡もあった。参加者は4人。うち一人に元中学美術教師のNさんも久しぶりに参加。Nさんは県内では有名な彫刻家でもあるのだが、最近は俳句にぞっこんだ。その影響で山中を歩きながらも俳句が口をついて出るケースが多くなった。句題は時流にのってコロナをテーマにしたものが多い。そこで、ふっと思ったのだが「コロナ」は冬の新しい季語に採用されないのだろうか。というのも俳句には「コレラ船」というのが夏の季語に入っている。昔、感染症の流行で船内隔離した時に生まれた季語だそうだ。となればコロナも当然、季語になっても違和はない。
 閑話休題。登りは40分。一度も平たんなところのない急な登りを一気に駆け上る。下りは眼下にザブーンのスキー場をみながら、その昔スキー場のあった場所をゆっくりと下りてきた。計2時間の山行である。

雪の森を行く

山頂の神社で

 数年前のお正月、この山で銃を持ったハンターと会ったことがあった。えっ登山道で銃を撃ってもいいんだ、とえらくショックを受けた。この年末、ある県で登山者がシカと間違われてハンターに撃たれ、ヘリコプターで救出された事件があったばかりだ。少し緊張いながらの山行になった。毎年この山に登って1年の安全祈願をする。今日は天気もまあまあ、吹雪もなく汗ばむほどだった。今年1年、山での事故がないことを願って山を後にした。

 登山口まで降りてきて、そこにある四阿でランチ。そこからすぐそばにあるザブーンで温泉。コロナのせいかお正月のこの時期なのに温泉はガラガラ。ゆっくりと温度の違う3種類の風呂にはいり、夜の湯冷めに備えた。この頃、ずいぶん長く風呂に浸かっていられるようになった。これも年のせいだろうか。

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