No.220
由緒ある歴史の山をハイキング
[高岳山(五城目町 222m 2019年12月22日)]
 前回で「今年最後の山行」と書いたばかりだが、その舌の根も乾かぬうち、低山とはいえまたもや山行である。面目ない。この時期、巷は忘年会真っ盛り。慣れない酒席通いで体調は崩すは、体重は上昇するは、まるでいいことはない。そこで、山にでも登って気持ちをしゃんとさせたい、という強い思いがこの時期の山行になる。
 今日の参加者は3名。週日の金曜日であり、実をいうと山行が決まったのが前日ということだから3名も参加があったことを寿ぐべきだろう。高岳山は「たかおかやま」と読む。小さな山だが歴史的には見どころ満載の場所で、歴史に興味ある人にはこたえられない山でもある。
 この山には浦城とよばれるお城があった。城主は三浦盛永で天正16年(1588)に湊安東と檜山安東の内紛があった時、湊側に組みし、落城の憂き目にあっている。その城跡を復元したものが残っているのだ。もう一つは日本最北の式内社(国社)である副川神社があること。あの延喜式にも記載されている由緒ある神社だ。さらに山頂付近からの眺望がすばらしい。海から昔の八郎潟の全貌がこの場所から眺望できるのだ。この景色はかなりすごい。大潟村とは何かを考える上でも絶好のロケーションなのである。南に湖東平野が広がり、西には寒風山、大潟村が一望できる。

ここからの眺望はすごい

ランチはブランド・カップ麺が定番
 こうした特異で大きな歴史性を持つ「小さな山」なのである。
 登りは40分ほどで山頂に着く。下りは別のルートを下りて約40分といったところ。ほぼ歴史の足あとをハイキングするという感じだが、登りはかなり急峻で、ずっと息切らして登り続けなければならないから侮れない。雪もなく風も吹いていないいいコンディション、眺望のいい場所でランチをとり、のらりくらり、落ち葉を踏みしめながら山中散歩である。
 温泉はいつもの「小倉温泉」。入湯量が500円に値上がりしていた。脱衣場は狭いし、シャンプーなどの付属設備も貧弱で、設備環境は県内でもワーストに入るのだが、ここの泉質がいい。少しぬめりのあるアルカリ泉質で、かなり全身があったまる。でも500円は高いよなあ。

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