No.189
11月だけで4つの山に登る
[房住山縦走(能代市・三種町・409m・2018年11月25日)]
 能代市と三種町の間にある房住山を縦走した。今月(11月)に入って森吉山、男鹿真山、雄長子内岳、とこれで四つ目の山だ。さらに月末には矢島口八塩山も考えているので、これも行くことになると五山ということになる。これはもしかすれば新記録かも。
 体調はいいのだが運動不足は否めないから、山行は最大のトレーニングでリフレッシュ・タイム。毎週でも登りたい、というのが本音だが、もう難しいハードな山は無理。心地よい疲れの残る程度の山ならOKだ。今回は縦走なので入り口と出口にそれぞれ車を配置するため、私も運転手だ。このハードな役目も今年2回目なので、もう慣れてきた。これからもこの役目は増えそうだ。
 今回の房住山縦走には意味がある。この山には文久元年(1861年)に山中に33観音が配置されていて、それをみるために登る人も多い。33観音のほかにも8つほど番外(1年前の1860年の万延元年に建てられたもの)の石仏もあり、ひとつの山に合計40基ほどの石像が設置されている。ところが山頂までは22番あたりまでの石像しかない。残りは山頂を越えた、別の降り口に配置されているのである。山頂まで行って帰ってくるだけでは半分の仏像しか拝めないのだ。全部を拝むためには「縦走」が不可欠なのである。
 今回はリーダーの強い希望で、全仏像を丁寧に見てこよう、という提案で合計6時間余りの縦走になったというわけである。
 天気は良く、フカフカの落ち葉を踏みしめながら、石像の上から目線の解説が書かれた表示板をこき下ろしながら山歩きを堪能した。

こんな仏像が40基近くある

きれいな山小屋で休憩
 前半部にかなりきつい登りが続くがそれを越すと、あとはだらだらと稜線を歩く。下りに入ると「ババ落とし」といわれるロープを張り巡らせた、県内でもっとも危険でスリリングな下りが待っているが、そこさえクリアーすれば、もう怖いものはない。
 岩場や歩きにくい石がむき出しになっている登山道もない。ひたすら深く積もった落ち葉のじゅうたんの上を歩くのは至福の時でもある。
 ゴールが見えてきても、もっと歩きたい、と思ってしまうほどの時間だった。
 温泉は五城目の小倉温泉。あの脱衣場の狭い、シャンプーや洗剤の置いていないそっけない温泉だ。しかし泉質がいい。ヌメヌメとしているのはアルカリ性が強い泉質のためだろう。湯冷めのしにくいレヴェルの高い温泉で、最近ようやく好きになった。

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