No.187
困ったときの男鹿三山
[男鹿真山(男鹿市・567m・2018年11月16日)]
 今日は週日(金)だが、Sシェフからお誘いがあり2人で男鹿の真山に登ることに。4日前に森吉山に登ったばかりだが、身体の調子はいいし、2日後には雄長子内岳の山行があるのだが、これはものの1時間もあれば登れる軽い山。身体も山行に慣れてきているのでトレーニングのつもりで真山を目指した。
 天候は午後からは雨の予定だ。雨が降ったらそこから下山すればいい、と2人で決めて登り始めた。秋の山は静かで他の登山客もいない。週末ではないので当然だろう。真山は楽ではないが難所のない歩きやすい、トレーニングに最適の山だ。距離も難易度も平均値で、危険のある場所もほとんどない。動物も少ない。

神仏分離で首無し地蔵がゴロゴロ

ナラタケがいたるところに
 問題もなく真山に到達し、本山のある自衛隊道路のある所まで出て下山だ。下山中、数人の登山客に出会った。ここはクマがいないといわれる「珍しい山」なので、女性の一人登山者がいても不思議ではない。トレランの人たちの姿も数人いたが、有名なマラソンランナーが男鹿三山をトレランしたことあり、それ以来、このコースはトレラン愛好者の聖地のようになっているらしい。たしかにゴツゴツした岩場やむき出しになった石などない登山道なのでトレラン向きのコースなのだろう。でもゆっくりのんびり山を楽しみたいこちらとしては、彼らに出くわすと、せかされているようで落ち着かない気持ちになってしまう。
 天気はどうやら持ってくれたようで雨には会わなかった。山の天気は予測できないものだが、普通の天気予報の予測は山では外れることのことが多いような気がする。
 温泉は、ある老舗の宿に決めていたが、下山したのが早すぎたのか「1時半からです」と断られてしまった。宿についたのが1時10分ほどなので、もう20分待てばいいだけだが、なんだか釈然としない気分のまま「混浴ランドおが」に変更。入浴の後は最近できたばかりの道の駅「オガーレ」で生きのいいお魚を買う。夜はこれを肴に一杯やったのだが、そのへんのスーパーで買うのとは段違いの息のいい魚(カニ・ヒラメ・ツブ貝)に舌鼓。さすが海の街、面目躍如である。

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