No.172
今年の「靴はじめ」はナマハゲの山
[男鹿真山(565m・男鹿市・2018年1月21日)]
 今年の「靴はじめ」は男鹿半島に屹立する真山。山はしばらく登っていない。確か11月28日の長者森以来だが朝起きがつらかった。7時半出発なので6時半に起きれば楽勝なのだが、気持ちが高ぶって、なかなか寝付けない。いつもの悪い癖が出てしまった。小心者なのだ。
 天候は荒れもせず晴れもせずだが風がないので寒くはない。雪山の大敵は寒さだが、今日は2か月ぶりなので、みんなに迷惑をかけずに「普通に登れるか」が心配だった。たぶんスノーシューでないのがよかったのだろう。真山はけっこう急峻な登りが続くのだが、息が上がることはなかった。足が軽い。そして、しだいに山を登る筋肉が目覚めだし、平地よりも坂を喜んでいるような反応をしだした。
 1時間半の連続の登りを楽々とクリアーでき、山頂に立つことができた。雪が少なくスノーシューではなくスパイク長靴での登頂が功を奏したといっていいかもしれない。それにしても、どんな小さな山でも登頂というのは気分がいい。ましてや2か月ぶりの山だ。自分の体が思ったほどなまっていないことに安どした、というのが本音だ。
 それにしても雪が少ない。この時期にこれだけしか雪がないというのは何かの危険信号と受け取ってもいいのかもしれない。

山頂の小屋で昼食

山頂で記念写真
 山頂にある小屋で昼食。すぐに下山。約1時間で登山口にたどり着いた。雪がなく、スノーシューも履かなかったせいか、体にはまだ余力が残っていた。
 まあ今年の初登りはこのぐらいがちょうどいいのかもしれない。今年の目標は年間30座だ。
 帰りに寄った温泉施設「くらら」は人がごった返していた。最近は山そのものよりも温泉後の「冷え」「湯冷め」が心配になってきた。温泉に入って体があったまった後にゾクゾク腰のあたりに冷えの塊が這い登ってくる。これも老化の一種なのだろう。

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