No.151
さあ冬山シーズンが到来した!
[太平山前岳(774m・秋田市――2016年12月11日)]
 市内の山なので朝8時現地集合だ。山歩きは毎週欠かせない楽しみだが、朝早いのが苦手でこれだけは一向に改善されないまま。それが8時だといつも通りの生活でスムースに行動に移すことができる。もちろん用具類の準備は前日完璧にしておくのが前提だ。
 朝起きたら一面の銀世界。装備の帽子をスキー帽に、登山靴をスパイク長靴に、アンダータイツを雪山用の厚手のものに変更。いよいよ冬山シーズンが到来だ。夏山よりも冬山のほうが好きなのは暑がりだからだろうか。
 前岳は登り始めがいきなり小さな川の渡渉だ。これがけっこう苦手だ。バランスをとるのがヘタなのだ。あとはひたすらモクモクと雪の急斜面を登るだけ。雪がクッションになって足への負担が少ないし、登山靴よりも長靴は汎用性が広い。山の中は白一色の雪化粧。降り始めの積雪なのでまぶしいほど輝いている。木々にまとわりついた雪帽子はほとんどメルヘンの世界だ。
 女人堂から急に風が強くなり雪も深くなった。山頂まで2時間20分。まあこんなペースだろう。身体からは汗が噴き出すが、ものの5分も山頂に立っているだけで手足の指がかじかんで麻痺してくる。さすがに前岳から中岳へは足跡がない。この雪をラッセルして中岳に行くのは勇気がいる。

こんな雪の森を行く

山頂にて
 下山は楽しい。雪道はスピードを出してこけてもケガをしない。雪のアドヴァンテージだ。1時間もかからず下山し登山口の金山滝の四阿でランチ。ガスコンロでインスタントラーメンを食べるだけだが、食べ終わると同時に身体はキンキンに冷えてきた。この寒さが冬山の魅力でもある。
 温泉は「ざぶーん」。冷え切った体を温まるためいつもより2倍以上長く湯船につかる。アンダーパンツは雪山用にユニクロの「極暖」なるものを履いたのだが速乾性が弱く、汗がたまるため、山用には使えないことが分かった。
 今日は夕方からモモヒキーズの納会が市内の居酒屋である。昨日も忘年会があったので2日連続の飲み会だ。今年はあと来週の森山を残すのみ。 

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