No.142
滝の涼気に救いを求めて
[幸兵衛滝(875m・北秋田市阿仁――2016年8月7日)]
 暑い。クーラーを極力控えるようにしているせいか、いっそう暑さがこたえる。秋田県内は今年最高の暑さで、35度越えの地域もあるようだ。
 今日は阿仁の「安の滝」と「幸兵衛滝」。この暑さでは事故がありそうなので山はパス。滝の涼気を肌で感じようという季節限定企画だ。とはいっても「安の滝」は観光ハイク気分で大丈夫だが、幸兵衛はかなり急こう配の山を1時間近く登らなければならない。最初にこっちをやっつけることに。この1時間の急峻な登りの中に一の滝、二の滝、三の滝と美しくも涼やかな滝が散在している。一の滝に着くと気温はなんと21度。下界とは10度以上の温度差があり吹き上げてくる風が実に気持ちがいい。ずっと滝のそばにいたい。ここで本を読んでいたら、気持ちよく寝込んで風邪をひいてしまう、だろうな。
 滝から滝へと移動しながら登っていく過程はジリジリ。いやになるほど水を飲む。搾れるほどの汗をかいたが森吉山、笙ケ岳でのクーラー疲労を猛省した日常生活が功を奏した。体調はすこぶるいい。

滝のそばにいるだけで涼しい

自家製弁当はいつも完食
 ランチは下ってきた一の滝でとる。ここが一番涼しくて景観もいいからだ。滝を見ながらランチ。今日も自家製弁当、滝の涼気も助けてくれたのか完食した。これは本当に珍しい。山で激しく体力を消耗すると食欲はほとんどなくなる。疲労のほうが食欲より勝ってしまうのだ。いくら疲れていてもおいしく食べられる「ランチ」を模索し続けている。ここ数か月、山行前日は自分で弁当を作るのがルーチンになった。のり弁に目玉焼きとソーセージのしょうゆ焼き、漬物(沢庵とナス)にポテトサラダが定番メニューだ。自分が作ると塩分量が調整できるのが大きい。塩や醤油をいつもより多めに使っても山ではそれがちょうどいいアンバイなのだ。

 幸兵衛滝を下山して車で「安の滝」に移動。こちらはほとんど登りがない。観光客がスニーカーで大丈夫な場所だ。安の滝も見ごたえは十分。暑さに関わらず虫のいないのがうれしい。
 温泉は打当温泉。ここもシンプルで露天風呂もあり、好きな温泉だが少しお湯が熱い。ロビーにはうちの本のコーナーがある。これもうれしい。

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