No.100
雨もまた楽し。でも飲み過ぎはダメ
[太平山前岳(774m・秋田市――2015年4月5日)]
 今日は太平山中岳。あいにくの雨。天気予報では時間がたつにつれ雨脚がひどくなる。登山口で最新の雨雲情報をスマホで確認し、前岳までは大丈夫、とリーダーが確信し登り始める。さすがにいつもは駐車場あらそいのある金山滝登山口駐車場も、わずか2台の車しか止まっていない。昨日の天気予報が悪すぎたから当然といえば当然だ。
 登り始めると雨は降ったりやんだり、途中からほぼ止んでしまった。リーダーの判断は正しかった。
 この山は秋田県内で最も込み合う人気の山だが、すれ違う人もない、というのは珍しい。必ずと言っていいほど途中ですれ違う常連の0先生とも会わなかった。さすがの0先生も今日はお休みのようだ。
 雨の予想だったのでスパイク長靴が定番だが、メンバー6名中3名は登山靴にスパッツ。どんなに雨でも長靴が嫌いな人も多いのだ。
 途中、春の花もチラホラ。といっても華やかなのはキクザキイチゲの白と紫ぐらい。オオカメノキやクロモジの新芽がわずかに目立つ程度か。まだちょっと早かった。

夏道と冬道が混在する

キクザキイチゲ
 女人堂の手前あたりからまだ雪が残っていた。このあたりから急に風が強くなった。
 2時間ちょっとで前岳頂上まで行ったのだが、これから上は更に風が強くなると判断、中岳は取りやめにした。
 とにかく寒い。レインウエアーを着て登りだしたのだが、いつもなら途中で脱いでしまうレインウエアーを着たまま下りてくることに。
 ランチは風の強い山中を断念し、登山口のあずまやでとることに。
 温泉は「ザブーン」。風呂からあがって解散になったのが午後2時。家に帰っても時間を持て余す中途半端な「あき」ができてしまった。そこで最近ちょっと控えていた一人昼酒を事務所で決行。最近は一人で冷蔵庫の残り物を肴に酒を呑むのが楽しい。ビール1本(500ml)、焼酎1杯、ウイスキーのストレートとハイボールを各1杯ずつ。肴は漬物にピーナツにイワシの缶詰、これでヘロヘロに酔ってしまった。他人の目を気にして緊張しながら外で呑む酒は美味くない。さらに、それでも不完全燃焼気分が抜けず、ほろ酔いのまま傘をさし川反までお散歩。山王近くまで歩いてジ―パンの裾がビショ濡れになり、疲れてもきたのでタクシーで帰宅。それでもまだ夜の7時前だった。

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