4.2015年10月9日   豪風
 先日、能代市二ツ井町で、秋田出身の力士、豪風関と能代市長の「秋田の農産物」についての対談に行ってきました。これは今、能代市と合同で作っている「能代の農産物を使ったレシピ集」の企画の一環で行われました。対談の内容は本に掲載されるので、ここでは書けませんが、滞りなく、終始和やかなムードで終わりました。そのあと、取材に来ていた新聞社の記者と、豪風関の後援会の方々と豪風席を囲んで少し雑談をしました。豪風関は「今、こうしている間も、今日、東京に帰ってからのトレーニングのことで頭はいっぱいです。とくに今場所は成績が良くなかったので焦りもありますが、大相撲という、勝ちか負けか白黒はっきりした世界にいると、片時もトレーニングのことを考えないときはありません。家族で団欒しているときも常に頭のどこかで相撲のことを考えています。」といっていました。相撲に限らず、プロのスポーツ選手というのは皆こういうものなのでしょう。あらためてその厳しさを感じました。冗談交じりに「早く引退して、相撲のことを考えない生活がしたい」とおっしゃったときも半分は本音なのかなと思いました。
 豪風関は現在36歳。大相撲の平均引退年齢はとうに超えていますが、最後に「来場所、進化した豪風をお見せします」と力強く宣言していたので、引退はまだ先のことだろうと思います。(M)