352. 2025年10月4日ISBN
 書籍には「ISBN」という13桁のコード(数字)がついている。これがないと書籍の販売や流通ができない。これは日本だけではなく、全世界共通のコードだ。
 まずは接頭記号(3桁)、日本は「978」。次に国記号、日本は「4」。次が出版者を識別する出版者記号(5桁)。そして、その出版社の何冊目の本かを表す書名記号(3桁)。最後の1桁は、ISBNコードの前半12桁の数字の誤りをチェックするための数字で、チェックデジットと呼ばれている。(978-4-00000-000-0)
 このISBNコードが書籍にとって1番重要なものなのだが、私は一度、すでに刊行している本のISBNコードを、これから刊行される本に割り当ててしまうという大変なミスをしたことがある。すでに取次店を通して全国の書店に配本されてしまった本を全て回収し、大変な損失を出してしまった。以来、ISBNコードの割り当てには慎重すぎるほど慎重になっている。
 話は変わるが、Amazonという企業が本の販売からスタートしたのは、特に「本を売りたい」と思ってのことではない。全世界共通のISBNというコードと商品が1対1で対応したデータベースが既に存在している商品だったからだ。食べ物のように賞味期限があるわけでもなく、コンパクトで発送も簡単だ。「本」はインターネットショッピングに最も相性の良い商品だったのだ。
(M)