23. 2016年5月30日  クマバチ
 毎年、暖かくなってくると、事務所脇の自転車置き場(木製の柱にプラスチックのトタン板を貼り付けた簡素なもの)にクマバチが一匹やってきます。不思議なことに去年も一昨年も一匹だけやってくるのです。3〜4cmはあるかなり大きめのクマバチです。以前、この自転車置き場の屋根付近に巣があったそうですが、何年も前に取り除いているとのことでした。まさか、毎年同じハチが来ているとは思いませんが、おそらく巣作りに適した場所なのでしょう。偵察に来ているのではないでしょうか。毎年、2、3日見かけたかと思えば、それっきりぱったり姿を現しません。クマバチは体が大きく、羽音が強烈なため、スズメバチのように獰猛な種類だと思っていましたが、調べてみると、とても温厚で、人間にはあまり関心を示さないそうです。それにしても、あの独特の羽音を聞くと、思わず走って逃げてしまいます。虫自体は特に苦手でもないのですが、虫の羽音というのはなぜあんなに不快なのでしょうか。蚊にしても、あのプーンという羽音さえしなければ、刺されてもいいと思うのですが。
(M)