●HP連載が3本、新刊として出ます
 「月刊んだんだ劇場」に連載されていたものが、この夏、相次いで本になります。
 1本目は西大立目祥子さんの『仙台とっておき散歩道』(仮題)。連載原稿を大幅に書き換えての新刊になります。ものすごい速度で変貌する政令指定都市のなかの『オアシス』を丹念な取材と深い歴史や民俗的知識を織り交ぜて描き出します。単なるガイド本ではありません。2本目も仙台在住の河北新報記者、古関良行さんの『飛島ゆらゆら一人旅』(仮題)。
 激務の取材活動の傍ら何度も通った飛島の歴史、民俗、自然をアップツーデートで新鮮な角度からルポします。一緒に旅しているような気分になれる温かい本です。
 3本目は連載時からかなり時間がたってしまいましたが『東北湯めぐり紀行 湯治場30泉』(仮題)です。菅江真澄研究家で温泉ものの執筆で定評のあるフリーライター永井登志樹さんの『秋田いで湯100泉』につぐ2作目の著書になります。古くなってしまった最初のほうの原稿を書き改めるため、最近再取材に行って書き上げたという執念の1冊です。このほか藤原優太郎氏の『和賀山隗』なども準備に入っているのですが、ツメが甘くまだ刊行の目処はたっていません。


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