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登山に夢中 ―7月の記録
 最もやってはいけないことだが、7月は一度も体重を量らなかった。
 体重計に乗るのが怖い。確実に太りはじめている……そんな恐怖心が先にたったためだ。なんとも情けない。
 でもバロメーターにしているズボンのウエストサイズには窮屈感がない。それが唯一の希望だ。その希望を体重計でムザンに打ち砕かれるのは……人間は希望がないと生きられない動物だ。
 7月は国政と秋田市議会議員、二つの選挙があった。なんとなく町はざわつき、こちらの心もざわついたまま月日は過ぎていく。個人的に選挙とは何の関係もないのだが、世間の浮わついた空気が、こちらの精神状態にも目に見えない影響を与えている。
 選挙のせいにするわけではないが、スポーツクラブ通いは4回。かわりに山登りはがんばった。これは現実逃避かも。白神山地岳岱ハイキング、岩手の薬師岳・早池峰山、山形・笙ケ岳(西鳥海)、岩手・物見山ハイキング、山形・鳥海山鶴間池ハイキングなど山行は5回、エアロビを上回る回数である。
 どうやら山登りにはまったようだ。来る日も来る日も山登りのことばかり考えている。こうなるとエアロビクスは山登り前のストレッチ代わり、という役回りだ。優先順位は登山が上なので、疲れが溜まるエアロビ・レッスンは極力避けてしまった。本末転倒気味だが、山登りは初心者、だから苦労の連続だ。使う体力や消費するエネルギーはエアロビの比ではない。
 問題もある。山に登ると食べ過ぎること。山の仲間たちからチョコレートやアメをふんだんにもらう。中高年の女性が多いサークルなので山頂での昼食のおすそ分けも豪華だ。疲れているし身体も欲しているので、ついついもらい癖がつきパクパク食べてしまう。さらに山帰りには温泉や「道の駅」でソフトクリームを食べ、蕎麦屋めぐりも、山行の寄り道定番コースだ。
 7月中、腰痛やけいれん、頭痛や右肩の痛みなどが続いた。山登りに夢中になり、突然のように酷使されはじめた筋肉たちが、悲鳴をあげていたのだろう。(07年9月8日)
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