山形県

舟形(ふながた)
舟形若あゆ温泉清流センター
山形の公共温泉(無明舎出版編)より
山形の公共温泉 最上地区 

ワイドなパノラマが絶景
日帰り入浴
350

(大人)
6:30〜21:30
-
-
住所:最上郡舟形町長沢8067
電話:0233−32−3655
FAX:0233−32−3656

 ワイドな景観が抜群
 山形県内 市町村の中で最後まで温泉が一つもなかった舟形(ふながた)町に、町が設置して平成5年8月オープンした町民待望の日帰り温泉保養施設。アユで有名な清流・最上小国川(もがみおぐにがわ)を見おろす高台にあり、浴室からもロビー脇からも月山(がっさん)や葉山(はやま)を正面に一望できる。写真でいえば左右にワイドな、まさにパノラマの眺めで、ほかにあまり例のない景観の広がりだ。
 若あゆ温泉自体に宿泊施設はないが、温泉を含む一帯は「あゆっこ村」(スポーツ&自然体験エリア)として整備されていて、コテージ村やキャンプ場が利用可能で、いずれも 舟形町振興公社が運営している。

 あゆっこ村の中核
 「舟形若あゆ温泉清流センター」の施設は男女浴室、露天風呂( 月〜3月は休み)、多目的交流ホール(ステージ付大広間。休憩可)、農業生産研修室(和室 畳。休憩可)、地域特産品展示室などがある。「あゆっこ村」全体では、清流センターのほかにコテージ村(5タイプ・ 棟)、キャンプ場、多目的グランド(野球場&サッカー場)、テニスコート(ナイター設備付)、ゲートボール・コート、ウッディパーク(アスレチック遊具)、イベント広場(野外ステージ付芝生空間)、観光果樹園などがある。センターハウスにはレストラン、休憩室、売店、土産品コーナーなどがあり、地元特産・長沢和紙の紙漉(かみす)き体験もできる(要予約・5名以上)。
 また若あゆ温泉の隣に「県民ゴルフ場」(18ホール・パー72の本格的ゴルフ場)が広がるが、敷地約40haを町が県に無償提供し、山形県が全額出資で建設したものという。

 アユがシンボル舟形町
 「あゆっこ村」の眼下を流れる最上小国川は山形・宮城県境付近に発して最上川に合流する清流で、舟形町民のシンボル・リバーとも言える。アユ、イワナ、ヤマメ、サクラマスなど川魚の宝庫として知られ、特にアユは有名だ。多くの釣り人でにぎわい、川沿いにはアユ焼きの店ができる。むろん「町の魚」は「鮎」である。
 若あゆ温泉と反対側の河岸一帯は「小国川リバーサイド・アユパーク」として整備されており、キャンプ場、芋煮会場、鮎形遊水路、チャイルドランド、多目的広場、ミニサッカー場、ゲートボール場、サイクリングロード、輓馬大会会場などとなっている。6月には「東北輓馬(ばんば)競技大会」、8月には「全国鮎釣り大会」、9月には「若鮎まつり」で活気づく。釣りについての問い合わせは小国川漁業協同組合へ。 0233−32−2892

アユで有名な最上小国川を
見おろす高台に建っている

露天風呂からのながめも絶景

ベランダからは月山と葉山が望める

●アクセス
JR奥羽本線・舟形駅前から車で約10分
舟形まではJRで山形から約1時間。新庄から約7分。
山形自動車道・山形北ICから車で約55分

●温泉データ
源 泉 名 舟形町1号源泉
泉  質 ナトリウム―塩化物強塩温泉
      (高張性弱アルカリ性高温泉)
泉  温 38度〜46度
効  能
 一般的適応症のほか慢性婦人病・
 慢性皮膚病・切り傷・火傷・虚弱児童

●利用データ
入浴時間
 6時30分〜21時30分
 (11/15〜3/31 は9時〜20時)
入浴料金
早朝(6時30分〜8時)
 大人250円・小学生120円
昼夜(8時30分〜21時30分)
 大人350円・小学生170円

定 休 日 毎月第2・第4水曜日
 (年末は点検・清掃などで臨時休館も)
「コテージ村」で宿泊可。
数値等のデータは2000年現在のものであることをご了承下さい。

無明舎Top ◆ 旅ガイドMENU