山形県

まむろ川温泉 梅里苑
山形の公共温泉(無明舎出版編)より
山形の公共温泉 最上地区 

しょっぱくて豊富な源泉が特色
日帰り入浴
300

(大人)
8時〜21時
-
住所:最上郡真室川町大字
平岡字家の浦894―2
電話:0233―62―2373
FAX:0233−62−2373
 インフォメーションは62−3731

 宿泊棟も新設
 金山川(かなやまがわ)の流れと真室川(まむろがわ)町の景色を眼下に一望する高台に、昭和63年2月オープンした日帰り温泉保養施設。浴室から月山のパノラマを望み、平成12年4月には、定員40名の宿泊施設が併設オープンしたので、遠来の客にも一層利用しやすくなった。「梅の里まむろがわ」の「緑の砦(グリーン・フォート)」として町の観光の拠点に――と施設名に願いが込められている。温泉は町が全額出資する新真室川温泉 が管理し、施設運営は真室川町観光協会に委託している。
 鉄筋コンクリート平屋、白い壁面と入母屋(いりおもや)風の屋根が特徴的な純日本的建物内に、男女浴室(広さ・造りとも男女同じ)、休憩室(8畳3室)がある。

 大浴槽が評判
 浴室は1度に30〜40名は入浴できるようにつくったとのことで、浴槽が大きいと評判だ。全身浴のほか泡沫浴、打たせ湯、圧注浴、サウナがある。純食塩泉である源泉は相当しょっぱく、製塩でもできるのでは?と思うほどで、飲用にはしていない。梅里苑に隣接して真室川共同福祉施設(雇用促進事業団が設置し県から町に運営委託。研修・会合・休憩に利用可。要予約)がある。
 「町の花」が「梅の花」で、「町の木」が「梅の木」。「町の歌」ではないがテーマソングのようになっている歌が「真室川音頭」。何故、梅づくしの「梅の里まむろがわ」になったかというと、どうも「梅」が先ではなくこの歌が発端らしい。「真室川音頭」は明治時代、千島・カラフト(サハリン)方面への出稼ぎ者たちが歌った「カムチャッカ節」を元唄に、真室川町の人が創作したのが始まりのようだ。
 「わたぁしゃぁ〜真室川の梅ぇのぉ〜花ぁ〜 あなたまぁ〜ぁた この町のぉ鶯よぉ〜」。

 梅づくしの里・真室川
 毎年4月下旬から5月5日にかけては「真室川梅まつり」(真室川公園)が開かれ、真室川音頭パレードや梅の里太鼓をはじめ、梅にちなんださまざまな行事・催しとともに梅見の宴が盛り上がる。
 梅にちなんだ和菓子、手づくり・無添加の梅干し・梅漬けも名物だ。夏の「真室川まつり」にも多くの観光客が訪れるという。

「梅の里」の新たな観光拠点に

部屋からの眺めも気持ちいい
宿泊施設完成で魅力アップした梅里苑
真室川の町を眼下に一望

●アクセス
JR奥羽本線・真室川駅前から町営バスで約15分、「梅里苑前」下車、徒歩約3分 新庄から真室川までJRで約14分

●温泉データ
源 泉 名 真室川源泉
泉  質 ナトリウム―塩化物温泉
      (高張性弱アルカリ性高温泉)
泉  温 47度
効  能 一般的適応症のほか切り傷・火傷・慢性皮膚病・慢性婦人病・虚弱児童

●利用データ
日帰り入浴時間
 8時〜21時(12月〜3月は9時〜)
日帰り入浴料金
 大人(中学生以上)300円・子供200円
 サウナは500円(入浴料込み)
宿  泊 1泊2食付(税別)7800円〜
イン&アウト 14時/10時
定 休 日 毎月第4月曜日
数値等のデータは2000年現在のものであることをご了承下さい。

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