秋田県

ブルーメッセ・あきた
「道の駅」とうほくガイド(無明舎出版編)より
国道7号道の駅・しょうわ018―855―5041
年間通して花に囲まれる道の駅
  秋田市から国道7号を北上し、30分ほど走ると秋田自動車道の昭和男鹿半島インターチェンジのすぐ近く、右手に道の駅「しょうわ」がある。 ここはもともと、花と緑の総合的な情報発信基地「秋田県花き種苗センター」と町の物産販売「アグリプラザ昭和」との複合施設「ブルーメッセ・あきた」だった。そこに、道路情報システムやトイレなどの設備を整えて、平成11年8月に道の駅となった。ドライブの休憩として立ち寄るだけではなく、花を観賞するために訪れる人も多い。
 すぐそばに、「元木山公園」がある。陸上競技場や野球場、広大な芝生広場をもち、周りを木々に囲まれた公園だ。林間歩道も整備されていて、1年を通じてスポーツやレジャーにたくさんの人が訪れる。公園内には歴史民俗資料館もあり、民俗資料を中心に、考古・歴史資料が展示されている。


 駐車場正面に「アグリプラザ昭和」の丸い建物が建っている。ここには特産品販売施設と地域情報コーナー、休憩所がある。
 特産品販売施設には、昭和町で作られている新鮮な花や野菜が並ぶ。八郎潟でとれた白魚やワカサギ、ハゼ、シジミなどを独自の製法で加工した佃煮も、500円前後で販売されている。
 地域情報コーナーはけっこう広いスペースをとり、パソコンやパンフレット、掲示板を使って情報を提供している。岩手県の市町村と共に地域連携に取り組んでいて、秋田県だけではなく岩手県の観光情報なども置かれている。無料休憩所には交通情報コーナーもあり、道路情報を提供。
 レストラン、観賞温室とは、渡り廊下でつながっている。レストラン「花の大地」は約100席の広いレストランで、大きな窓からは花壇広場が見える。薄生地の「ミックスピザ」(800円)やエビが大きいと評判の「エビフライ定食」(1300円)が人気。
 観賞温室は三つある。A温室とB温室には、季節の花が咲き乱れ、年に8〜9回花を入れ替えている。C温室は熱帯植物の部屋で、全室合わせると植物の数は、約100種類になる。
 温室の外には、花壇広場があり、3000平方メートルもの広場が季節の花で埋め尽くされている。
 「花き種苗センター」で育てられた質のよい苗は、花き農家に供給される。
 ここでは年間4つのイベントが開催される。春にはランフェアー、5月にオープン記念、11月にシクラメンフェアー、そして12月には高さ4メートルもあるポインセチアのタワーが作られる。

さまざまなタイプの大型温室がある 昭和町の特産品と花の販売をしている レストラン「花の大地」


●昭和町郷土文化保存伝習館
 農業の発展に尽力し、種苗交換会を 創設した石川理紀之助翁の遺品、資 料を展示。

●歴史民俗資料館
 問合せは、昭和町教育委員会
 (公民館)  018―855―5130
農聖と呼ばれた石川翁の遺品を展
示する「昭和郷土文化保存伝習館」


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◆所在地 
  〒018-1415
  秋田県南秋田郡昭和町豊川龍毛字山ノ下1-1
◆物産販売
  「アグリプラザ昭和」 9:00〜18:00
◆レストラン
  「花の大地」
  4月〜10月 11:00〜20:00
  11月〜3月 11:00〜18:00
  (第2・4水曜日 年末年始休)
◆その他付属施設
  「観賞温室」 3室
  「花の広場」
◆公衆電話   1台 24時間
◆道路情報   掲示板
◆駐車場
  大型車10台・普通車188台・身障者用 2台
  (一部24時間)
◆トイレ
  男性用13器・女性用9器・身障者用3器 24時間
◆無料休憩所  あり
数値等のデータは1999年現在のものであることをご了承下さい。

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