福島県

森の温泉館
アルザ尾瀬の郷(さと)
福島の公共温泉(無明舎出版編)より
福島の公共温泉 会津エリア 

露天風呂のまわりは、自然がいっぱい
入浴のみ
750

10時〜19時
(5〜10月)
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ところ:南会津郡檜枝岐村字見通り1156-1
電 話:0241―75―2200
FAX:0241―75―2099

  オコジョのマスコットがお出迎え
 檜枝岐(ひのえまた)村の「森の温泉館・アルザ尾瀬の郷」は、温泉とプールを楽しめる総合温泉施設。国道352号で檜枝岐村に入ると、「よくきらった」(よく来てくれました)と書かれたアーチを抜ける。その先の右手にある立派な施設がそれ。
 オープンは平成3年5月。鉄筋コンクリート製の建物の背景には、深い森が広がり、まさに「森の温泉館」だ。
 また建物正面、丸窓の中に描かれた尾瀬檜枝岐温泉のマスコット・オコジョが愛嬌を振りまいている。
 窓の外に緑が広がるロビーは広々としており、落ち着いた雰囲気。館内には温泉ゾーンとプールゾーンに分けられ、どちらもゆったりした広さが魅力だ。

 森に囲まれた露天風呂
 温泉ゾーンには内湯はなく、露天風呂だけがある。しかし、目を見張るほどの広さがあり、しかも周囲は木立に囲まれた好環境。お湯に浸かって、移りゆく季節を体感したり、自然の息づかいを感じたい。ちなみに付近の森が新緑の季節を迎えるのは5〜6月ごろ、紅葉は10月中旬〜下旬だそうだ。
 露天風呂には大きな浴槽のほかにも、打たせ湯と泡風呂もある。泡風呂では、細かな気泡が肌にまとわりつき、疲労も少しずつ解消していくようだ。
 お湯はアルカリ性単純泉で、疲労回復、火傷、神経痛などに効くという。

 木々に囲まれた温水プール
 もうひとつのプールゾーンも立派な設備が揃っている。25mの公認プールをはじめ、ウオータースライダー、子供プール、それに水着着用で利用するミストサウナ、ジャグジーもある。
 全面ガラス張りで、外の木々が見えるのも心地よい。またプールは温水なので、冬期の利用も可能だ。
 なお隣の「尾瀬の郷交流センター」には食堂や売店があり、「裁ちそば」や「はっとう」などの檜枝岐の伝統料理を賞味できる。また売店では、各種そば(600〜1000円)や「尾瀬の自然水」(2リットル210円)、「舞茸佃煮(まいたけつだに)」(700円)など村の特産品が並ぶ。
 檜枝岐といえば尾瀬だが、近年新しく「ミニ尾瀬公園」が開園。尾瀬まで行けない人も尾瀬の魅力に浸れる便利な施設で、一周40分ほどで巡れる。立ち寄ってみたい。

2階にある喫茶店と休憩室

ウオータースライダーなど設備の整った
プールゾーン

「尾瀬の郷交流センター」の売店

●アクセス
磐越自動車道会津若松ICから国道121号、289号、401号、352号経由約102km、約2時間30分。

●温泉データ
源 泉 名 尾瀬檜枝岐温泉
泉  質 アルカリ性単純泉
泉  温 62度
湧 出 量 304リットル/分
p  h  9.0
効  能 疲労回復、やけど、運動障害、神経痛など

●利用データ
入浴時間 10時〜19時(4、11月は10時〜17時、土曜日のみ〜18時。12月〜3月は10時〜17時、土曜日のみ〜18時)
利用料金 大人750円・子供600円
定 休 日 なし(5〜10月の木曜日午前中は清掃日、4、11月は木曜日定休、12〜3月は土・日・祝日のみ営業、ただし年末年始は営業)
宿  泊 なし
駐 車 場 100台
送  迎 なし
備  品 ドライヤー、リンスインシャンプー、ボディーソープ
混雑情報 夕方から混むことが多い。尾瀬の花や紅葉シーズン中も混雑する

数値等のデータは2002年現在のものであることをご了承下さい。

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