秋田県

大潟村温泉保養センター
ポルダー潟の湯(かたのゆ)
秋田の公共温泉(無明舎出版編)より
秋田の公共温泉 中央エリア 
入浴のみ
300

6時〜22時
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ところ:南秋田郡大潟村字北1―3
電 話:0185−45−2641
FAX:0185−45−2866

 干拓の村の温泉
 滋賀県の琵琶湖に次ぐ、日本第2の面積を持つ湖だった八郎潟を干拓して誕生したのが、南秋田郡大潟村。干拓前の八郎潟は魚の宝庫で、うたせ舟漁などの漁業が盛んであった。
 第二次大戦後、食糧対策として八郎潟を干拓し、高所得の農業経営をめざす新農村事業が行われ、1万7229ヘクタールの陸地が生まれた。
 国土の4分の1が海面下の低地で、干拓地の占める割合が広い、干拓の先進国オランダの技術を手本にしながら、35年の年月をかけて水田地帯などに生まれ変わった大潟村は、なにもかもスケールが大きい。

  ヨーロッパ風の施設
 平成3年2月にオープンした日帰り温泉保養施設「ポルダー潟の湯」も、ヨーロッパ風の建物とともに、男女とも一度に100人が入浴できるほどの広さの浴室が評判を呼んだ。ちなみに「ポルダー」とは、オランダ語で「干拓地」を指す。
 ポルダー潟の湯の主な施設は、その大浴場と大広間、多目的ルーム、大小7つの個室などである。浴場には超音波ぶろ・バイブラバス・寝湯・サウナなどが付いている。ロビーを含めて休憩スペースが広く、開放感を感じさせる空間がうれしい。

 サンルーラル大潟とつながる
 この施設は開業当初から人気が高く、収容能力を超える利用者に対応するため、北側に隣接して建設した大規模な宿泊施設「サンルーラル大潟」と通路で結んで、より便利な楽しめる施設となっている。
 今も利用者は相変わらず多く、1日平均900人が利用している。開館が早朝6時で、午前6時30分〜8時30分にはレストランの朝食の用意もできている。朝定食は、入浴料込み800円のうれしい値段。
 朝の仕事を終えた農家の人びとや、仕事前のひとふろ、という勤め人などに大人気だが、村外からの利用者も多い。
 また、レストランではチーズ、ビールなどオランダ直輸入の味も豊富に取り揃えられている。売店にはパンプキンパイ、大潟村特産大豆加工品のほか、県産清酒コーナー、かぼちゃ焼酎、黒豆酒など大潟村ならではの産品が並んでいる。

500万年前の海水が
温泉となって湧き出る

軽食コーナーでオランダ直
輸入のチーズなど食べられる

太陽光が降り注ぐ建物入り口

●アクセス
国道7号、道の駅「ことおか」から国道7号、県道54号で25q、車で15分。
JR奥羽線八郎潟駅から車で 分

●温泉データ
源 泉 名 大潟温泉1号井・2号井
泉  質 ナトリウム―塩化物強塩泉(旧:食塩泉)
泉  温 47.6度
効  能 一般的適応症のほか慢性婦人病・慢性皮膚病・やけど・切り傷・虚弱児童

●利用データ
入浴時間 6時〜22時
入浴料金 大人300円
       子供150円
宿  泊 不可
定 休 日 毎月第2・4火曜日
数値等のデータは2000年現在のものであることをご了承下さい。

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