エッセイ・評論・文芸研究 |
2025年刊− |
菅江真澄『鄙廼一曲』小論集
森山 弘毅(もりやま こうき) A5判・74頁 定価1200円+税
ISBN 978-4-89544-697-6 菅江真澄『鄙廼一曲』に収められた69編343首の歌の特質・諸相を、古くからの伝承歌謡の仕事歌への継承・変化の過程の考察や、本文誤写の分析等を通した論考などに加えて、採録歌謡の万葉集享受についての論考を併せて、4本の論稿を収録する。
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【目次】 地方における伝承歌謡の享受―『鄙廼一曲』の仕事唄を中心に― 『鄙廼一曲』の唄一首「ひけや夜客(ヤカク)も」―伝承過程と採録本文について― 『鄙廼一曲』越後唄と『高志路』 菅江真澄と万葉集 【著者略歴】 1937年 京都市生まれ。 1960年 北海道大学文学部(国文学専攻)卒業。 北見北斗・札幌開成高校教諭、苫小牧高専教授、釧路公立大学経済学部教授を経て、2003年釧路公立大学名誉教授。 日本歌謡学会会員。 主な著書 1997年 『新日本古典文学大系62田植草紙 山家鳥虫歌 鄙廼一曲 琉歌百控』(岩波書店・共著) 2025年 『金素雲『朝鮮民謡選』と日本の歌謡』(無明舎出版) |