人物研究・伝記
2011年刊

浅野梅若
三味線一代、その時代の人々
倉田 耕一(くらた こういち)
46判・298頁 定価1800円+税
ISBN 978-4-89544-550-4

民謡王国・秋田の支柱だった三味線名人の波乱に満ちた生涯を活写!激しい芸の求道者、指導者としての側面を、知られざるエピソードで綴る初の評伝!
冊数

目次から

序章 慕う鶯7
第一章 絃の魂13
    籾圧し  14
    坊様の死  16
    流行感冒  24
    生母との約束  27
    三絃が哭く  32
第二章 金浦の三味線弾き37
    継母  38
    修学旅行  41
    浅野喜一の負傷  47
    各地の芸人  50
    岡部旅館  58
    名前の由来  66
    金浦村へ  71
第三章 「林之一」流三味線75
    通称「山王小路」  76
    盲人の按摩  79
    「平之沢坊」と呼ばれた林之一  83
    本荘追分  88
    津軽の叩き三味線  91
第四章 肋膜炎97
    黒田医院に入院  98
    保坂千鳥との出会い  100
    カラポヤミ  103
第五章 旅立ち109
    徴兵検査  110
    菓子職人  114
    駄菓子屋  118
    仙台行き列車  122
    仙台中央放送局  125
    土門信恵の手紙  129
第六章 荒修業135
    幻の吹き込み  136
    鈴木金遊の八人芸  139
    箍屋の藤井竹山  143
    弥次喜多コンビ  148
    ダンマリ踊り  152
    魚の行商  156
第七章 県外へ飛翔161
    農村窮乏  162
    津軽の中村夫妻  166
    「荷物」の悲哀  170
    長兄の死  175
第八章 ニシン場巡り179
    秋田市楢山  180
    都家演芸団  185
第九章 樺太巡業193
    佐藤貞子らと合流  194
    東北民謡試聴団  199
    門付け生活  207
    質通い  210
    軍八郎と豊月  213
第十章 梅若の誕生221
    赤紙%ヘく  222
    土崎空襲  229
    永沢定治との出会い  232
    秋田放送局の専属  237
    東海林繁子民謡団  242
第十一章 晴れて結婚247
    荷方節の曲弾き  248
    新旧芸人の端境期  253
    梅若結婚  260
    秋田おばこ節  264
第十二章 内弟子271
    秋田長持唄  272
    昭和三十年代  280
    NHK民謡日本一  284
終章 その後289
   あとがき  294
   主な参考文献  297
   梅若流「秋田三味線」の系譜  298

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