チョウ
[2026/02/09,09:28:01]
動物行動学者の日高敏隆に「チョウの飛ぶ道」という随筆がある。チョウの飛ぶ道は決まっている、という少年時代の確信を、長い時間をかけて立証していく話で、これが実にかっこいいのだ。その中で、戦中、東京から秋田に疎開した話が出てくる。遠い親戚の石田精三さんを頼って大舘町に来たのだが、チョウ道の観察には適当な場所がなかった、と嘆きつつ、ファーブルの本に出てくる小さなハチがたくさんいて、その観察に精を出している。疎開した場所は栗盛図書館の隣の家、と書いている。今度大舘に行ったら訪ねてみよう。それにしても理系の科学者たちの文章は面白いだけでなく、心が洗われるような名文が多い。。寺田、中谷、湯川だけではない。
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