日系移民
[2026/03/12,09:39:29]
映画「愛と悲しみの旅路」は、第2次世界大戦中の日系移民とアメリカ人のラブストーリーだ。舞台は砂漠のなかの日本人強制収容所なのだが、今回初めて見た。日系移民の物語を、アメリカ(監督はイギリス人)側から描いた秀作で、日系人の描き方も自然で、当時の風俗、役者たちの会話もリアリティがある。日本人ではなく本物の日系人役者たちが出演しているからだろう。主演女優タムリン・トミタも素晴らしい。意外だったのは、終戦前に最高裁判決で強制収容は違法と判断されていたことで、このへんはさすがアメリカだ。日本では考えられない三権分立が当時も機能していたのだ。主人公たちは結婚のためロスからシアトルに移り住む。これはカリフォルニア州の法律ではアメリカ人と日本人の結婚が認められていなかったからだ。日本に強制送還された日系人は捕虜になったアメリカ兵との「交換」のために帰国を余儀なくされた。それにしてもこのタイトルはどうにかならなかったのだろうか。原題は「Come see the Paradise」だ。これ、なんて訳すんだろ。
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