東京 [2018/01/18,07:51:10]
今日は東京。梓会出版文化賞授賞式に出席するためだが、新入社員も一緒。事務所は留守電になるのでよろしく。明日には2人とも帰ってくるので午後からは通常通り仕事。このところ仕事は暇なのだが、何となく気がせいているのは、今日の用事が片付かないからかも。賞とはほぼ無縁の人生なので、なんだか年甲斐もなく緊張している。帰ると3日後にまた東京だ。東京は3月中旬並みの暖かさだというから体調管理が厄介だ。来週の東京行きは銀座で開催されている「平野甲賀と晶文社展」を観て、平野さんと津野海太郎さんのトークイベントを聞きてくる予定で日帰り。なんとなくあわただしい日々が続く。
ウイルス [2018/01/17,09:44:50]
先日、突然、九州の福岡県警サイバー犯罪課から電話があった。何事かと身構えたが、「お宅のHP内にウイルスのURLが検知された」とのこと。HPを管理してもらっている弟にすぐに連絡すると、やはり「ファイルの一部が書き換えられている」ことが判明。すぐに修復した。実は電話をもらった時に最初に感じたのは「新手のオレオレ詐欺では」という不審だった。でもどう考えても彼らにメリットのある展開は考えられない。こちらでHPをチェックした上、福岡まで連絡が欲しいということだったので、その点でも詐欺とは考えにくい。とまあちょっと混乱したのは事実だ。要は日本が狭くなったというのが正解で、日ごろ身の回りのことだけで忙殺されているとこんな視野狭窄に陥ってしまう。そういえば電子メールのごみメールのほとんどは海外発。秋田も福岡も同じ日本、その程度の距離感だと認識すべきなのだろう。
隙間 [2018/01/16,13:33:10]
今日は午後出舎。1年のうちにはこんなことも2,3度ある。このところ面白い本に当たり続けていて、遅くまで寝床の中で夢中で読書。寝不足と身体の冷えでちょっと体調を崩してしまった。風邪云々までひどくはないのだが少し体がだるい。2本の新聞原稿も昨日書き上げてホッとして油断があったのかも。時間かかっていた2本の新刊(『大平山000日』『秋田市にはクマがいる。』)も入稿して後は刷り上がりを待つばかり。こんな状況で精神的なゆるみがあったのは間違いない。ポッカリ何もする元のない時間ができた時はいつも危ない。今日は1日、おとなしくしていよう。
書名 [2018/01/15,09:58:16]
商品のネーミングや映画のタイトルなど、腑に落ちない「名前」に対して不満ばかりで恐縮。昨夜読み終わった塩田武士著『騙し絵の牙』(kADOKAWA)も微妙な書名だ。大手出版社の雑誌編集者の奮闘を描いた小説で「出版業界もの」としては出色の出来。旧来の小説本と違うのはカバーから本文まで、タレント写真集さながらに「主人公に扮した」俳優・大泉洋が写真モデルとして登場する。主人公は大泉のような男だと強要しているわけで、これは読者の想像力を著しくなえさせる。いや、書名の話だった。頭脳明晰、健康的で明るく、物分かりのいいやり手の雑誌編集長が廃刊寸前の雑誌をめぐって社の上層部や作家、部下たちと攻防を繰り広げる物語なのだが、最後のエピローグまで書名の意味は分からない。最後に大どんでん返しがあり、タイトルの意味が明かされるのだが物語の9割が書名とは無関係の内容なのだ。う〜ん、この手の小説では「あり」の書名なのかもしれないなあ。とにかく内容が面白いのはまちがいない。
酒名 [2018/01/14,12:23:14]
この季節は日本酒がうまい。銘柄は酒店のAさんに任せっぱなし。天の戸や刈穂といった秋田の酒がメインだが、ほとんどはずれがない。先日、そのA酒店から見慣れない日本酒が送られてきた。いつもの県内の蔵とは違う「磐城 壽 アカガネ」という山形のお酒だった。これが信じられないほどうまい。自分の味覚のドストライク、すぐに追加注文。しかし、この酒名の意味不明さはどうしたものか。ネーミングのセンスのなさは味と反比例、チョーダサい。裏書を読んでも名前の由来はよくわからない。「アカガネ」は日本人に親しまれてきた金属・銅にあやかったというが、酒に金属の名前を付けるセンスはいかがなものか。長くて覚えづらいし語感が硬い。何もかも味とは正反対の方向を向いている。でもうまい。銘柄を覚えられなくても、このうまさの前にはすべてを許してやりたくなる。
名前 [2018/01/13,09:22:32]
ベストセラーは半年や1年待って、どうしても読みたければアマゾンのユーズドで安くなった頃を見計らい買う。基本的にベストセラーにはあまり興味はない。『高倉健――七つの顔を隠し続けた男』(講談社)は去年の本だが、買おうかどうか最後まで迷いアマゾンで安くなっていたのを確認、昨日買うことに決めた。「注文する」をクリックするとほぼ同時に、PCにうちの本の注文メールが入った。注文主の名前は「高倉健✖」。いや嘘だろう。高倉健の本を注文したら高倉健から返事が来た。よくよく名前を見ると「健」の後にもう一字あった別人なのだが、あまりの偶然に驚くやら焦るやら。でもすごいよね。こんな偶然があるなんて。山形在住の方のようだが、自分のお名前を名乗っただけで、いろんなリアクションに遭遇してきただろうことは想像に難くない。いやいや、ありがとうございました。
送料 [2018/01/13,09:09:58]
新入社員から聞いて初めて知ったのだが、いつも使っている本の郵送便(クロネコヤマト)が近々廃止になるそうな。かなり格安で本を発送できた便なので、これはショック。うちはもう20年以上、送料無料で読者に本を届けてきた。いわばここが「売り」のようなもので、読者もそのサービスにこたえる形で注文が途切れることがなかった。無明舎の本は送料無料で買える、というのが当たり前になっていたのだ。それもこれも宅配業者との交渉で値段を安く設定できたからだ。それができなくなる。大昔に帰ってまた1冊200円内外の送料をとらなければならなくなるのだろうか。憂鬱な問題だが、早急に答えを出さなければならない。
ダウン [2018/01/11,09:46:44]
羽毛服といわれるダウンジャケットを2着持っている。1着はユニクロの羽毛がスカスカの安物。もう1着は雪山防寒用のノースフェースの高いもの。でもこちらはザックの肥やしのようなもので、ほとんど日常的に使うことはない。逆にユニクロのダウンは冬のみならず一年中役立っている。気温が下がる冬の夜は寝巻の上に羽織ってそのまま寝てしまうし、香港でも朝晩冷える時は役だった。もう旅先の必需品になりつつある。ユニクロに比べて10倍も値段の違うノースフェースの出番がないのは、羽毛がびっしなので暑すぎるからだ。そのてんユニクロはスカスカのせいで夏でもクーラー対策に着られる。値段から見ると何とも皮肉な結果だが、人生にはこの手のことがよくある。高価であればいいというものでもない。
バランス [2018/01/10,10:13:36]
旅の後始末も終わり気持ち的には「さあやるぞ」と前むきなのだが、今ひとつ心身のバランスが悪い。気持ちと身体がうまく一つに融合してくれないもどかしさ。年末からずっと読み続けていた村上春樹『騎士団長殺し』上下を昨夜やっと読了。旅にも持ち込んだのだが結局1ページも読めなかった。なんとなく旅と村上春樹は相性が悪い。世間の評判は今一つらしいが、村上の長編小説は嫌いではない。物語があちこち散らばらないのがいい。先日の直木賞をとった『月の満ち欠け』に比べれば、そのへんは明らかで、小説の濃密さのようなものがずいぶん違う。読後もしばらく物語の骨格と登場人物のセリフを反芻しながら意味を考えてしまう。そんなことを強いる(させる)小説は、やはり特異な世界観を持っているせいだろう。
仕事始め [2018/01/09,11:35:52]
今日が仕事始め。やることは山ほどある。まずはやることの優先順位をつけるのが最初の仕事。いや、それより先にやるのが、日記と1週間分の新聞の切り抜きだ。これが結構時間がかかる作業なのだが、やらないと気分的に落ち着かない。この2つをやっつけてから、やっと仕事に取り掛かる。いやもう一つあった。三日坊主にしないため毎日食べたものを記帳している手帳がある。旅の間の記帳をするのも仕事前の大切な儀式だ。そんなこんなで、けっこう毎日のルーチンは大変なんです。

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