校閲
[2026/03/31,09:31:44]
地元新聞に月2回、「秋田のほん箱」というコラムというかエッセイというのか、駄文を書かせてもらっている。そこで、毎回のように自分自身の思い違いを指摘され、冷や汗をかいている。自分のことなのに他者の指摘のほうが明らかに正しいというのだから、やってられない。新聞社には「校閲」と言われる部署がある。偉そうなことを言うやつの原稿を眼光鋭くチェックしている。この校閲で引っかかるのだが、よくもまあそこまで調べるものだと思うほど、思いもかけぬ個所や方位から「事実と違います」とやられる。ある程度、自信をもって、調べて書いているつもりなのに、この指摘は身にこたえる。プロの作家と言われる人たちは実はこうした出版社の校閲係と日々バトルを繰り広げているわけだ。自分がいかに間違うか、勝手に都合のいい記憶を上書きしているか、よくわかる。チェックが入るたびに猛省するのだが、それでもすんなりと原稿が読み飛ばされることはない。
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